撚糸とは?
こんにちは、楽ケアウエアの東田でございます。
前回の楊柳の記事の中で、撚糸(ねんし)という言葉を出てきましたが、今回は、撚糸(ねんし)とはどんなものか、について触れていきたいと思います。
撚糸(ねんし)とは・・・糸に撚りをかけること、または撚りをかけた糸のことを言います。
撚りとは、ねじりあわせることです。
では、何のために糸を撚るのか・・・
例えば、蚕の繭をほぐした糸は、細くて弱いため、そのままでは糸として使うことができませんが、何本かの糸を束にして撚りをかけることで強度が増し、糸として使うことができるようになります。
繊維品を作るために、糸を撚るという作業は、重要な作業ということになります。
そして、撚りをかける回数を変えたり、太さの異なる糸を撚り合わせたり、一度撚りを掛けた糸を何本か揃えて逆方向に回転を掛けて1本の糸にしたり工夫をすることで、この糸を作って出来上がる生地の風合いや、強度、肌触りなどが違ってきます。
こういった意味合いからも、糸に撚りをかけることは、繊維に重要な役割を担っていると言えます。
日本撚糸工業組合連合会によりますと、撚り数によって分類がなされているということです。
糸1メートルあたり何回転したかで表されます。
[甘撚] 500T/m以下
[中撚] 500~1000T/m
[強撚] 1000~2500T/m
[極強撚] 2500T/m以上 (撚り数の単位は、T/m)
前回の楊柳の記事に出てきた強撚糸は、1メートルあたり1000~2500もの回転を加えてできた糸ということになります。
豆知識として・・・
糸の撚りを語源とした言葉に、「腕によりをかける」とか「よりを戻す」などがあります。
「腕によりをかける」は、料理上手な人が、手間暇をかけて腕前を発揮する意気込みを表わしますが、
その意気込みを、細くて弱い糸を複数、時間を掛けて撚り合わせて一つの丈夫な糸を作ることに重ねたものです。
「よりを戻す」は、ロープなどが複雑にからまってしまったのを、もとの状態に戻す。
他にも、複雑にこじれてしまった人間関係を、もとの状態に戻すなどの意味合いがあります。
いずれも絡まった状態と、こじれた状態を、糸の撚りに重ねたものです。
普段何気なく使われている言葉ですが、語源をたどってみるのも興味深いですね。
前回の楊柳の記事の中で、撚糸(ねんし)という言葉を出てきましたが、今回は、撚糸(ねんし)とはどんなものか、について触れていきたいと思います。
撚糸(ねんし)とは・・・糸に撚りをかけること、または撚りをかけた糸のことを言います。
撚りとは、ねじりあわせることです。
では、何のために糸を撚るのか・・・
例えば、蚕の繭をほぐした糸は、細くて弱いため、そのままでは糸として使うことができませんが、何本かの糸を束にして撚りをかけることで強度が増し、糸として使うことができるようになります。
繊維品を作るために、糸を撚るという作業は、重要な作業ということになります。
そして、撚りをかける回数を変えたり、太さの異なる糸を撚り合わせたり、一度撚りを掛けた糸を何本か揃えて逆方向に回転を掛けて1本の糸にしたり工夫をすることで、この糸を作って出来上がる生地の風合いや、強度、肌触りなどが違ってきます。
こういった意味合いからも、糸に撚りをかけることは、繊維に重要な役割を担っていると言えます。
日本撚糸工業組合連合会によりますと、撚り数によって分類がなされているということです。
糸1メートルあたり何回転したかで表されます。
[甘撚] 500T/m以下
[中撚] 500~1000T/m
[強撚] 1000~2500T/m
[極強撚] 2500T/m以上 (撚り数の単位は、T/m)
前回の楊柳の記事に出てきた強撚糸は、1メートルあたり1000~2500もの回転を加えてできた糸ということになります。
豆知識として・・・
糸の撚りを語源とした言葉に、「腕によりをかける」とか「よりを戻す」などがあります。
「腕によりをかける」は、料理上手な人が、手間暇をかけて腕前を発揮する意気込みを表わしますが、
その意気込みを、細くて弱い糸を複数、時間を掛けて撚り合わせて一つの丈夫な糸を作ることに重ねたものです。
「よりを戻す」は、ロープなどが複雑にからまってしまったのを、もとの状態に戻す。
他にも、複雑にこじれてしまった人間関係を、もとの状態に戻すなどの意味合いがあります。
いずれも絡まった状態と、こじれた状態を、糸の撚りに重ねたものです。
普段何気なく使われている言葉ですが、語源をたどってみるのも興味深いですね。