シニア世代だから着こなせる「高島ちぢみ」

シニア世代だから着こなせる「高島ちぢみ」
「高島ちぢみ」という素材を耳にされたことはあるでしょうか?

高島ちぢみは、江戸時代から現在に至るまで、滋賀県高島市の伝統産業として生産されている素材です。

見た目の特徴は、織物にシボと呼ばれる凹凸を作ったものです。

吸湿性に優れ、サラッとした肌触りが高温多湿な日本の気候風土に適していることから、肌着、服の素材、和服、パジャマなど多く取り入れられている素材です。


始まった当初は、農家の閑散期の副収入として生産されていたようです。

販売していた大阪・京都での評判が大変よく、販路がさらに広がり生産が増えていきました。

それとともに、生産技術や加工技術の向上もあり、明治時代には海外の博覧会に出展するほど発展しました。

これをきっかけに、海外にも販路ができ、クレープ生地として輸出するようになりました。


なぜこのように発展したのでしょうか?

(技術)

高島晒協業組合によりますと、

高島ちぢみは、通常の平織りに比べて、緯糸(よこいと)の撚りの回数を約2倍以上ひねることによって生じるシボで肌にふれる面積を少なくし、

織り糸の本数も通常180本のところ120本で織り上げることで、すきまを多く、風通しが良くなるように仕上げているとのことです。


シボのある素材はたくさんありますが、シボの出来具合によって、かなり肌触りが変わってしまうようです。


高島ちぢみの特徴としては

・汗をよく吸い、乾くのが早い

・強撚糸を緯糸に使うことで伸び縮みすることで、肌に付かずべたつかない素材

・シボの入り方が多彩


暑い日本の夏を少しでも快適に過ごすための工夫が詰まった素材と言えます。


今年の夏は、高島ちぢみを取り入れてみたいものですね。


現在、紳士用ズボンで「高島ちぢみ」を使った商品がございますのでご紹介いたします。

高島ちぢみらくらくパンツ [DPT-M821855]


高島ちぢみらくらくパンツ [DPT-M821855]はこちらのページから

色目も自然なブラックとネイビーです。

合わせるものを選びませんので、コーディネイトしやすいパンツです。

サラッとした着心地が、一度はいたら離せなくなってしまうのではないでしょうか。。。

さりげない和の雰囲気もいいですね!


是非、お試しくださいませ。