シニア世代の衣類による事故

着慣れた靴や衣類を身につけていると、つい油断をしてヒヤっとしてしまう経験をされた方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

こういった事故を高齢者が経験してしまうと、大けがにつながったり、取り返しのつかないことになってしまう可能性が高くなりますので、予防策を考えておく必要があります。


衣類による事故はどんなものがあるのでしょうか。

・裾を踏んで転倒する。

・マフラーや靴のひもを引きずっていることに気付かず踏んで転倒する。

・ズボンやスカートに裾が自転車の車輪に巻き込まれてしまい、転倒する。

・すべり止めのついていない靴下でフローリングを歩いて滑ってしまう。

・サンダルやスリッパなど、脱げやすい靴を履いていて階段から滑り落ちたり転んだりする。


以上の例は、高齢者に限らずどの年代にも起こりうる事例ですが、シニア世代になると運動能力の低下や、受け身などの反応が遅くなってしまうことから、とっさに手すりをにぎったり、大事に至らないように交わすことが出来ず、骨折など重傷を負ってしまうリスクが高まります。


対策はあるのであるのであようか？


生活環境の中で、室内に手すりを付けたり滑らない床材に交換するなど以外に、衣類の見直しでリスクを下げることが出来ます。

・スカートやズボンの丈は適当か（長すぎないか）

・外に出る際には、スリッパやサンダルを避け、しっかりと足をカバーする靴を履く

・室内は、脱げやすいスリッパやすべり止めの付いていない靴下を履かない

・自転車に乗る際は、スカートは避け、ズボンの裾が巻き込まれないようにバンドで留めておく

・バランスを崩して転倒しないために、着替えは椅子などに腰掛けて行う

・調理中にスカーフやストール、袖が広がっていて引火しやすい服を身につけない（燃えやすい素材を避ける）

以上の対策が考えられます。

簡単に出来る対策ですので、事故が起こる前に一度見直しをしておくと良いと思われます。