夏至の日

夏至の日
今日、6月21日は1年で最も昼の時間(日の出から日没まで)が長い夏至の日です。

これは北半球の場合であって、南半球では、最も昼の時間が短い日です。

天文上では、日の出日の入りの方角が、最も北よりになります。

また、夏至の日の太陽は、正午に天頂を通ります。

そして、北極圏全域では白夜になり、南極圏全域では極夜になることも知られています。

とても魅力的な自然現象を味わうことが出来る日です。

夏至の日は毎年だいたい6月20日か21日なのですが、日本では梅雨の時期ということで私達の食に欠かせないお米を作るために、農家の方々は田植えに大忙しです。

夏至の風習はどうなのでしょうか。


冬至では、柚をお風呂に入れたり、南瓜を食べたりしますが、冬至に全国的に同じような物を食べる風習は特にありません。

けれども、地方によっては風習が残っている所もあるようです。

古くから夏至は太陽の力が最大になると考えられていたため、夏至から11日目の半夏生までに田植えをする習わしがありました。

また、麦の収穫を終える頃ですので、小麦を使った食べ物や半夏生餅で1年の豊作を祈願したり、稲の根がタコの足のように強く大地に根付いて欲しいと祈願してタコを食べたりと地域によってそれぞれの風習です。

多くの風習が作物の豊作ということを考えると、いかに昔から農業を大切に守ってきたかが伺えるのではないでしょうか。

私達が普段いただいている作物には色々な方々の気持ちが込められていることに、改めて感謝をする日にしたいものです。


明日から、少しずつ日の出が遅くなり、日の入りが早くなるのを考えると寂しさを感じますが、まだまだ夏本番はこれからです。

梅雨の間に夏の計画をしっかりと立てて、今年の夏をお楽しみください!