シニア向け衣類とは?

 シニア向け衣類とは?
シニア向け、高齢者向けと謳っている衣類は、一般向けとどのような違いがあるのでしょうか?


体型の変化に合わせてというのは勿論のことなのですが、実は細かいところまでこだわって設計がなされております。

前回は、シニア向け衣類の「留め具」に注目をしましたが、他にどのようなこだわり設計があるのか説明をしていきたいと思います。


1.ストレッチ素材



年齢とともに関節が硬くなりがちですと、腕を伸ばすのも一苦労だったりします。

そんな時、縦横によく伸びる伸縮性の優れた素材を使うことで、脱ぎ着がスムーズに出来るようになります。

また、介助をする方にとっても着替えの手伝いをしやすいというメリットがあります。

特にNOBI AIDのようにさらに伸縮性の優れた素材ですと、腕を曲げたまま袖を通せます。

ストレッチといっても様々な素材がございますので、ご自身の状況に合わせて選ばれると格段に脱ぎ着がしやすくなります。


2.ラグラン袖



店長日記「高齢者肌着・高齢者パジャマは、ラグランスリーブでラクラク着心地」でもご説明をいたしましたが、

ラグラン袖とは、袖が襟ぐりから1枚の生地で切れ目無くつながっており、鎖骨から脇の下にかけて斜めに縫い目が見られるのが特長です。

肩に縫い目がないことで、肩が動かしやすく袖ぐりにゆとりが出るため、着替える時にラクに腕を通せます。

また、肩のポジションを固定する必要がないので、肩の位置合わせが不要になります。

たかが縫い目・・・ではなく、スポーツ用品・肌着などにも取り入れられるくらいのものですので、肩周りの窮屈感がずいぶんと変わるものなんですね。

高齢者肌着・高齢者パジャマは、ラグランスリーブでラクラク着心地はこちらのページから


3.後ろ身頃長め・後股上深め



体型の変化とともに前屈み気味の姿勢になると、どうしても気になるのが、姿勢によっては背中が見えてしまうことではないでしょうか。

後ろ身頃長めの上着ですと背中が出づらく、後股上深めのパンツを選ぶと、かがんだときでも背中が出にくく腰をすっぽりと包んでくれますので、シルエットもきれいです。


4.袖口・裾口ゴム



袖口にゴムを通すことで、洗い物や手洗いをする時にさっと腕まくりができ、ズレ落ちにくくなります。

また、パジャマの場合、寝ている間に裾がまくり上がりにくく、気持ちよく就寝出来るメリットがあります。


いずれも、着替えがスムーズに出来る、動きやすい・動かせやすく着ていて快適、という点に焦点をあてて設計がなされております。

デザインもですが、「着ていて無理がない」がシニア世代には一番大切な項目となります。


他にも商品ごとに工夫が感じられるものがございますので、ホームページをゆっくりとご覧くださいませ。